めーとる家の備忘録

働きながら1歳の娘を育てる母の備忘録

早期英語教育について ~英語学習を始める時期~

〇英語学習を始める時期

 中学英語スタートの私からすれば、小学生スで英語をスタートさせていれば英語に対する拒否反応が少なくなるのではないかと思います。

 小学校でローマ字を覚えて、これで英語が書けるんだと意気揚々と中学に進学すると、

「オレンジってorennjiじゃないの?orengeだと??ローマ字っていったい何だったの?英語わけわからん!」となった私。

きっとそういった混乱は小学校スタートではあまりないのではないかなと思います。 

 

 ただ、始める時期に関しては、3歳までに学んでおくべきだという人もいれば、大人でも頑張ればバイリンガルになれるという人もおり、色々な説がありました。

  根拠のあるものとしては、「英語獲得には2,000時間必要」という説です。アメリカの国務相の実験結果から算出されたもので科学的根拠がありました。アメリカ人が日本語を取得するのに2000時間要したため、日本人が英語を取得するのに2000時間必要と言われているようです。

 つまり早めに始めておけば2000時間に到達するのはおのずと早くなる=英語の取得が早くなるということですね。

 そこで小学校からの開始は早いといえるか?ですが、

 小3:週1回の授業(45分)を1年間(52回)で39時間

 小4:週2回の授業(45分)を1年間(104回)で78時間

 小5.6:週3回の授業(45分)を1年間(156回)で117時間×2=234時間

小学校で英語に触れあう時間は351時間です。夏休みや冬休み、GWなど考えるともう少し少ないと考えられます。

 中学3年間:週5日の授業(50分)を1年間(260回)×3年で649時間

 

 あくまでも目安ですが、小学校と中学校を足しても883時間であり、2000時間には届きません。高校では英語もwritingやreadingなど授業がたくさんあるので、高校3年生ぐらいで届くようになりますかね?高校3年で間に合えば大学受験は困りませんがなんだか微妙なラインですね。

 そして、大学受験までに英語を獲得できていればいいという考えはもう時代遅れかもしれない記事を見つけてしまいました。

 英語を入試に取り入れる私立中学校が首都圏30校以上(2015年)

この時期まだ、小学校で英語は必修化、正式化となっていませんでした。つまり2020年で必修化、正式化するとなるともっと増えてきそうですね。

 中学から受験させる気はないですが、世の中そんな動きになってるんだなあと考えさせられますね。

 

 では少し話は戻りますが、「3歳までに始めておくべき説」は、どのような点からそのように言われているのでしょうか?

 ドイツ・ハノーバー国際神経科学研究所の大井教授によると、

 赤ちゃんの脳の発達は3歳までに急ピッチで進められます。生後6ヵ月で約2倍の重さになり、3歳ごろにはすでに大人の脳の約80%まで成長しています。そしてシナプスの数は大人の役2倍にまで増えているといいます。この時期からシナプスの刈込が行われ、刺激が少ないシナプスは退化し、大人の脳に近づいていくのです。3歳までの脳細胞にはあらゆる可能性に対応できるように、使われる量より多いニューロンシナプスが存在します。ことことは、環境によって、赤ちゃんはいかようにも成長できる可能性を秘めていることを示しています。

 なるほど、キャパシティーが足りない、などというようなことはなく、どんどん吸収できるスポンジのような時期なんてものがあったんですね。

 

 しかし、早ければ早いほどいいのかというと、少し疑問があります。

 10年前ぐらいに何かで聞いたことがあるので少し曖昧ですが、

 「母国語がちゃんとしゃべれない子になると自分の気持ちや感情を表現するすべがないので、コミュニケーションが取れない子になる」といった内容だったと思います。

 それってものすごく危険だなと思った記憶があります。

 早くから英語学習を始めると日本語の基盤もきちんとできず、どっちつかずになることはないのでしょうか?

 

 同じく大井教授によると、幼児期に日本語と英語の両方を身につけた子どもの「日本語の言語性IQ」がむしろ極めて高知能を示す例をたくさんみてきたとのことです。ほかの言語を学ぶことで、日本語の知能も相乗効果で高まる可能性があるそうです。

 

 それなら、幼児期に初めて悪いことはなさそうな気がしてきました。

 

 そうなるとどこで習うかが悩みとして出てきました。